ノコギリヤシを飲むと同時に低カリウムを心掛けると良いの？
トイレが近すぎて困ってしまう時、ノコギリヤシサプリのサポートが期待できるほか、食べ物や飲み物でも気をつけられることがあります。
その中でキーワードとして聞かれるのが「低カリウム」です。
排尿トラブルに悩んでノコギリヤシを服用しているような場合には、カリウムは摂り過ぎない方がよいということを指しています。
生命の維持に欠かせないミネラルのひとつ・カリウムは、体内の水分のなかに適切な濃度で溶け込んでいる成分です。
カリウムは筋肉の収縮をコントロールする酵素を活性化させることで、骨格筋や内臓筋の機能を高めたり、末梢神経を拡張して血流を良くする役割があります。
カリウムが不足すれば上記のような役割がスムーズにいかず、倦怠感や疲れやすさなどを感じるようになります。
また、カリウムはナトリウムとともに尿として排出されていますが、塩分が多くなりがちな現代の食生活では、ナトリウムが過剰になりがち。
ナトリウムの排出時にカリウムも一緒に排出されて、結果的にカリウム不足が起こる場合があります。
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カリウム量と排尿の悩みとの関係
そこで、カリウム不足の方がカリウムのサプリメントを服用したときにまず感じられる変化として、尿回数の増加があります。
つまり体内でカリウム量が増えることで、トイレが近くなるということです。
これは、カリウムに体内の余分な水分を排出しようとする役割があるためです。
ここで排出されるのは老廃物であり、もともと体に必要な水分が排出されるわけではないので、体内の水分不足を心配するほどではありません。
これらのことから、ノコギリヤシサプリを服用するほど既に排尿回数に悩んでいるような場合には、体内でカリウムが過剰にならないよう、低カリウムを心がけたほうが安心なのです。
低カリウムのために注意したい食品
カリウムの1日の推奨摂取量は、成人男子で2500mg、成人女性で2000mgです。
通常の生活を送っていればカリウムが過剰になるようなことはないとはいえ、念のため気をつけていきたいですね。
ちなみにカリウムは動物性・植物性いずれの食品にも幅広く含まれています。
なかでも豊富なのは昆布などの海藻類、豆類、魚類ではカツオ、野菜ならサツマイモやホウレン草、バナナ、オレンジ、リンゴ、ココナッツ、飲み物では玉露や低脂肪乳、野菜ジュースが挙げられます。
トイレを近くするスイカやメロン、キュウリ、冬瓜などにもカリウムが多いと言われます。
ノコギリヤシの服用中には、これらの食べ物や飲み物を摂り過ぎることのないよう、改めて見直してみてください。
カリウムは幅広い食品に含まれるので、あまり低カリウムに神経質になると何を食べればよいのか分からずストレスになってしまいます。
カリウムだけに関わらず、栄養バランスのとれた食事習慣をつけるように心がけましょう。
そんな習慣の中に、ノコギリヤシの服用もプラスしてみましょう。
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