ノコギリヤシの力に似ているといわれる亜鉛の力について
排尿トラブルや薄毛に悩む方のためのノコギリヤシサプリは、ノコギリヤシ成分だけで出来ているのではなく、期待する力をサポートしてくれる副成分が同時配合されています。
なかでもよく目にする成分で、ノコギリヤシと似た力を持つとされるのが「亜鉛」です。
中高年以降の男性によく見られる排尿トラブルの主な原因は、ホルモンバランスの変化によって男性ホルモン・DHTが過剰になることだと考えられています。
DHT生成に関わる酵素は5-αリダクターゼであり、ノコギリヤシエキスは5-αリダクターゼをブロックすることが分かっています。
その結果DHTが過剰になることなく、排尿の悩みが和らぐのを期待できるわけです。
ノコギリヤシと同様に亜鉛もまた、5-αリダクターゼをブロックするという研究結果が報告されています。
ですから、ノコギリヤシエキスへのサポートを期待して、ノコギリヤシサプリの副成分に選ばれているのです。
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亜鉛とDHTの関係についての新たな報告
しかし最近、亜鉛に関する新しい研究結果が報告され、これによれば、亜鉛を摂取するとテストステロンとともにDHTもサポートされてしまうというのです。
排尿トラブルにとって、テストステロン量のサポートは歓迎すべきことですが、DHTもサポートされてしまうと、そのプラス面を打ち消すこととなってしまいます。
健康に関する成分研究では未だ解明途中のものが多く、ノコギリヤシや亜鉛の力についてもまだ不明な部分があるために、このような一見矛盾する結果が出ていると考えられます。
では、今のところどう考えればよいのかというと、亜鉛が不足することは確実にホルモンバランスにとって良くないため、不足を補うようにだけ注意すればよい、というのが現状での一般的な見解です。
したがって、亜鉛を摂取することは決して悪いことではなく、不足しがちな栄養を補うことができると言えます。
亜鉛はどのぐらい摂取するのがいいのか
ここで気になるのが、「亜鉛の摂り過ぎにならないか」という点だと思います。
まず、亜鉛の推奨摂取量は、1日に男性で12mg、女性で9mgと言われます。
亜鉛は様々な食品に含まれますが、調査によれば、現代の日本では男女ともに平均して2~3mg程度不足しているという結果があります。
注意したいのは、加工食品やインスタント食品などに多く含まれる添加物によって亜鉛の吸収率が下がってしまったり、ストレスやアルコールによって亜鉛が消費されてしまうという点です。
現代社会では、特に亜鉛が不足しがちな状態にあると言えるでしょう。
牛肉や牡蠣、大豆やゴマ、ワカメ、ひじきなど、亜鉛の豊富な食材を選んでいると、「もしかして亜鉛が多すぎるかな?」と不安になるかもしれませんが、食事によって亜鉛の過剰摂取になることは、通常ありません。
ノコギリヤシの副成分で亜鉛を摂取する場合には、念のために一日の亜鉛摂取量がどのぐらいになるのか確認しておくと安心です。
ちなみに、健康に害にならない摂取上限量は、亜鉛の場合男性で40~45mg、女性で30~35mgと言われます。
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