ノコギリヤシ研究がヨーロッパで進んでいるのは本当?
ノコギリヤシは、日本においてはサプリメント、つまり健康食品として流通していますが、ヨーロッパの数か国においては、病院で処方される医薬品に位置づけられます。
これは、日本では医薬品として認められるほどの検証が進んでおらず、一方ヨーロッパではそれだけの検証がなされているということです。
「ノコギリヤシ研究はヨーロッパにおいて進んでいる」と言い換えることも出来るでしょう。
このような差は、それぞれの国や地域が重ねてきた歴史が反映されていると考えられます。
ノコギリヤシは、アメリカ南西部の固有種であるヤシ科の植物であり、サプリメントのエキスはその果実から抽出されます。
そしてノコギリヤシ果実は、ハーブ、それもメディカルハーブの一種であり、世界の中でもヨーロッパが先んじているのが、この「ハーブ研究」なのです。
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ヨーロッパにおけるハーブの歴史
ヨーロッパにおけるハーブの歴史は、紀元前9~8世紀頃のギリシャ神話にまで遡ることができます。
戦士の傷薬として登場したり、神の名前がハーブの学名の由来になっていたりと、既に人々の生活や文化の中に、ハーブが根付いていたことがうかがえます。
中世・ルネサンス期には、イタリアに最古の医科大学が存在し、諸外国の文化や知識を取り入れた研究が行われていました。
この医学校の医師の著書には、薬草487種類、植物1972種類が書き記されています。
このようにメディカルハーブについての研究は、綿々と引き継がれ、発展していったのです。
さらに大航海時代、アメリカ大陸が発見されて、現地のハーブがヨーロッパにもたらされます。
ノコギリヤシも、そんなハーブのひとつでした。
当時アメリカ原産地に居住していたインディアンは、ノコギリヤシの不思議な力に気が付いており、燃料としての使用の他、滋養強壮や泌尿器系のトラブルに用いていました。
現代におけるハーブの位置づけについて
ノコギリヤシがヨーロッパに持ち込まれたことで、メディカルハーブとして研究が進み、各国で臨床試験が行われます。
排尿にトラブルがある方を対象にノコギリヤシを服用するもので、多くの試験でトラブルが対策できたと報告されました。
これらの試験や研究の結果として、現代のヨーロッパ数か国ではノコギリヤシが処方薬となり、排尿トラブルへの対策に用いられています。
質のいいノコギリヤシに欠かせない「超臨界抽出法」でのエキス抽出を考案したのもまた、ヨーロッパの民間企業です。
日本でも、古くから生活に薬草が用いられてきましたが、ヨーロッパでのハーブ研究とはまた違う歴史をたどったと言えます。
ハーブ人気が高まり普及が進む一方で、ヨーロッパでは医薬品として扱われるノコギリヤシも、日本では食品として利用することになっています。
一方、ノコギリヤシ原産地のアメリカでは、日本のように国民のほとんどが加入する医療保険制度がありません。
そのため、サプリメント利用による健康維持が浸透しており、ノコギリヤシもサプリ成分として利用されます。
このように、歴史や医療システムなど様々な要素によって、各地域におけるハーブ利用の違いが生まれているのではないでしょうか。
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